能登伝統野菜 金糸瓜 <きんしうり>

金糸瓜の写真
収穫時期 7月〜8月(12月まで保存)
金糸瓜の収穫は7月から8月
  • 茹でると金の糸状にほぐれる。
  • 中能登地域で好んで食べられてきた。
  • 報恩講料理、魚料理に使われている。
  • 保存性が良く、家庭常備野菜

金糸瓜の特徴

金糸瓜の栽培風景
 19世紀末、中国から導入された「覚糸うり(かくしうり)」が「金糸うり」「そうめんうり」「なますうり」の名前で各地に散在されて栽培され始めたと言われています。 輪切りにして茹でると果肉がほぐれて、糸状になります。まるでマジックのように楽しい野菜で、ほぐれた糸状の繊維はシャキシャキとした食感があります。 中能登地区でいつ頃から栽培が始まったか定かではありませんが、報恩講料理(仏事料理)として古くから地域に定着しています。
 現在、自家用野菜として中能登の風土に根づいています。地産地消の推進から能登野菜育成七尾鹿島協議会で金糸瓜を取り上げ、園児の体験農園や実需者用食材提供実証圃を設置すると共に、アイデア料理コンクール等を実施しながら新しい食文化の食材として推進しています。

その他

栄養価 夏の暑い時期にシャキシャキした歯ごたえで食欲増進
機能性 水分含量が高いことから利尿作用が高い

代表的な料理方法等
 果実を皮付きのまま4〜5つに輪切りにし、沸騰したお湯で湯がくと果肉が金糸状にほぐれる。(電子レンジで4分加熱してもOK!) ほぐれた物を冷して酢の物や金糸瓜コロッケとして食べます。カリフォルニアではほぐした果肉にホワイトソースをかけ、パスタのように食べているそうです。

金糸瓜を使ったレシピ

金糸瓜カリカリあんかけ写真金糸瓜カリカリあんかけ
【材料数…12】
金糸瓜 片栗粉 能登白ねぎ しいたけ えのき
たけのこ にんじん だし汁(昆布、かつお) 他
PDFファイル:152KB
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金糸瓜スープ写真金糸瓜スープ
【材料数…9】
金糸瓜 だし汁(昆布、かつお) しょう油 みりん
料理酒 塩 粉寒天 白髪ねぎ
PDFファイル:152KB
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生産者のご紹介

海老 恵子さん写真 山口 勝さん(JA能登わかば 金糸瓜生産者)
中能登町春木地区で水稲30ha、金糸瓜40aを作付しています。収穫物はそのまま出荷するだけでなく、地元産の味噌を使った味噌漬けにも加工して販売しています。当農場では食品安全や環境保全を確保するための生産行程管理「いしかわGAP」を取得いたしました。

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お問い合わせ

名称 所在地 電話番号
JA能登わかば 〒926-0015 石川県七尾市矢田新町イ部6番地7 0767-53-8500
JAグリーンわかばの里 〒926-0015 石川県七尾市矢田新町イ6番地7 0767-54-0202
JA内浦町
おくのといち
〒927-0623 石川県鳳珠郡能登町字行延260 0768-72-2678

栽培協定・条件

栽培場所 中能登町・七尾市・能登町
出荷時期 7月〜8月(12月頃まで保存できる)
栽培品種 在来種(カボチャのペポ種)
品質 長さ20〜30cmで長球状。果皮が黄色く重量感のある物が良好です。
栽培履歴 記帳

生産部会名

(令和元年度)
部会名 農家戸数
(戸)
栽培面積
(ha)
生産量
(t)
販売方法・仕向け先
JA能登わかば 27 1.1 7.5 京阪神市場へ共販、直売所
JA内浦町 8 0.4 3.5 金沢市場、直売所