生産者の声 - 農家の方にインタビュー

多賀 重雄さん JA能登わかば南瓜部会 小菊かぼちゃ生産者

多賀 重雄さん写真

 七尾市中島町で能登野菜4品目を栽培しており、小菊南瓜10a、能登白ねぎ10a、中島菜10a、金糸瓜5aを作付け。
 南瓜部会の設立時からの生産者として能登野菜の生産維持や産地拡大に尽力している。


小菊南瓜-イメージ1 小菊南瓜は、果実を真上から見ると、菊の花に似ていることから「小菊南瓜」と呼ばれています。一般的に食べられている南瓜は西洋種の「エビス」という品種で、コボコボした食感ですが、小菊南瓜は日本種の「神田小菊」という品種で、エビスより小さく直径は15cm程度、粘質で淡白な味で、味付けしやすく、煮くずれしにくいことや切り口がきれいなことから、関西の高級料亭で、和風だしの味付けで料理されています。


小菊南瓜-イメージ2  小菊南瓜の栽培は、普通のかぼちゃとは大きく異なります。かぼちゃは普通、地面にはわせて栽培しますが、中能登地区の小菊南瓜は、着色を良くするため、鉄パイプで作った高さ2mぐらいのトンネルの上にはわせて栽培します。4月に定植した苗からつるが伸び、7月にはトンネルの上までつるに覆われ、緑のトンネルになります。収穫のころにはたくさんの緑の実がぶら下がり、生産者の自慢の光景が広がります。この栽培方法は40年前から試行錯誤しながら確立しました。毎年6月頃に生産者が集まって、技術研修会を開催し、技術の向上に励んでいます。


 小菊南瓜は7月上旬から地元直売所に並びます。夏の暑い時期は、肉あんかけに調理して、冷やして食べると最高です。


小菊かぼちゃ<こぎくかぼちゃ>の詳細はこちら

小菊かぼちゃの写真

小菊かぼちゃ<こぎくかぼちゃ>の特徴
・粘質で濃黄色の果肉が和食に最適。
・直径15cmの小型の日本かぼちゃ。
→ 小菊かぼちゃ<こぎくかぼちゃ>の詳細